整体
腰が固まる 起床時編
2025.7.16

起床時に腰が固まるように感じる原因とその対策について、以下に詳しく解説します。
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🔍 原因
1. 筋肉や関節のこわばり(長時間同じ姿勢)
• 睡眠中はほとんど動かないため、筋肉や関節が一時的に硬くなることがあります。
• 特に、仰向けやうつ伏せで長時間寝ると、腰に負担がかかりやすいです。
2. 寝具が合っていない
• 柔らかすぎる、または硬すぎるマットレスや枕は、腰への負担や姿勢の崩れにつながります。
3. 筋力不足や柔軟性の低下
• 腰回りの筋肉(腹筋・背筋・腸腰筋など)が弱いと、寝ている間に正しい姿勢を保ちにくくなり、起床時に痛みが出やすくなります。
4. 椎間板への圧力
• 朝は椎間板の水分量が増えているため、圧力がかかりやすく、動き出しの際に違和感や痛みを感じやすくなります。
5. 慢性的な腰痛・腰椎疾患
• 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症などがある場合、起床時に特に症状が出やすいです。
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✅ 対策
🛏 寝具の見直し
• マットレス:体圧分散ができる、やや硬めのマットレスがおすすめ
• 枕:寝姿勢に合った高さで、首・腰のバランスがとれるものに
💪 朝のストレッチ
• 起きた直後に急に起き上がらず、布団の中で軽くストレッチする
• 仰向けで膝を両手で抱えて胸に引き寄せる
• 両膝を曲げた状態で左右に倒して、腰をゆっくりねじる
🧘 日中の運動習慣
• 腰や体幹を支える筋肉の強化(腹筋・背筋・腸腰筋など)
• ヨガやピラティスも有効
🕰 起床時の動作に注意
• 急に起き上がらず、横向きに寝返ってからゆっくり起きると腰に優しいです
🩺 医療機関の受診
• 痛みやこわばりが慢性化している場合、整形外科や整骨院で原因を特定することが重要です
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📌 補足
特に40代以降では筋力や柔軟性の低下、また椎間板の変性が始まるため、朝の腰のこわばりはよくある症状です。ただし、痛みが強くなっていく、足のしびれがある場合などは注意が必要です。
起床時に腰が固まっているときに効果的な「朝の布団の中でもできるストレッチ」をご紹介します。ゆっくり、呼吸を止めずに行うのがポイントです。
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🌅 起床時の腰ストレッチ(所要時間:3〜5分)
✅ 1. 膝抱えストレッチ(腰をゆるめる)
やり方:
1. 仰向けに寝たまま、片膝を胸に引き寄せる(両手で抱える)
2. 10秒キープ
3. 反対側も同じように行う
4. 両膝を同時に抱えて、さらに10秒キープ
👉 効果:腰椎と骨盤まわりの緊張をゆるめます
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✅ 2. 腰ねじりストレッチ(腰・背中の可動域UP)
やり方:
1. 仰向けのまま、両膝を立てる
2. 両膝をそろえたまま左右どちらかに倒す
3. 倒した反対側の肩が浮かないように注意
4. 左右それぞれ10秒ずつ × 2回
👉 効果:背骨や骨盤まわりの柔軟性を高め、こわばりを解消
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✅ 3. 猫の伸びポーズ(四つ這いになって)
※布団の上でも可能
やり方:
1. 四つ這いになる
2. 息を吐きながら背中を丸めて(猫のように)、5秒キープ
3. 息を吸いながら腰を反らせて、5秒キープ
4. これを5回繰り返す
👉 効果:背骨まわりの筋肉が動き、腰がスムーズにほぐれます
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✅ 4. 腰振りストレッチ(骨盤まわりを緩める)
やり方:
1. 仰向けで膝を立てる
2. 両膝を左右にゆらゆら倒す(リズムよく10〜15回)
👉 効果:骨盤の動きをよくし、こわばりを取る
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🎯 ポイント
• 無理に伸ばそうとせず、「痛気持ちいい」程度で
• 呼吸を止めない
• 朝の習慣にすると、腰のこわばりが徐々に軽減されます