整体

血圧上昇について

2025.8.2

血圧が上昇する時やその要因、またそれが身体に及ぼす影響について、以下のようにまとめられます。

🔺 血圧が上昇する主な状況(急性・慢性)

 一時的に血圧が上がる時(生理的な反応)

ストレスや不安:交感神経が活性化し、心拍数と血圧が上昇

運動時:筋肉に多くの血液を送るため、一時的に血圧が上がる

カフェインやアルコールの摂取:一部の人では血圧が一時的に上昇

寒さ:血管が収縮して血圧が上がる

喫煙:ニコチンが血管を収縮させ、血圧上昇

 慢性的に血圧が高い場合(高血圧症)

塩分の過剰摂取

肥満

遺伝的要因

慢性的なストレス

運動不足

ホルモン異常(例:甲状腺、副腎)

💥 血圧上昇が身体に与える影響(特に慢性的な場合)

 心臓への影響

心肥大(特に左心室肥大)

心不全のリスク増加

狭心症や心筋梗塞のリスク増大

 脳への影響

脳出血(出血性脳卒中)

脳梗塞(虚血性脳卒中)

認知症リスクの上昇(血管性認知症)

 腎臓への影響

腎機能低下(慢性腎臓病)

腎不全に至る可能性もある

 血管への影響

動脈硬化の促進

大動脈瘤や解離のリスク

 対策・予防

• 減塩(1日6g未満を目指す)

• 有酸素運動(ウォーキングなど)

• 禁煙・節酒

• ストレス管理(瞑想、睡眠確保など)

• 定期的な血圧測定

• 必要に応じて降圧薬の使用(医師の指示で)

血圧の上昇を防ぐ・改善するための具体的な対策を、生活習慣別に分けてご紹介します。

 血圧上昇への主な対策(生活習慣の改善)

🧂 1. 減塩(ナトリウム制限)

目標:1日6g未満(高血圧の人は特に重要)

方法

• 味噌汁は1日1杯まで、出汁で風味を工夫

• 醤油やソースは「かける」ではなく「つける」

• 加工食品(漬物、ハム、インスタント食品)を控える

🚶‍♂️ 2. 運動習慣

目標:週に5日以上、1回30分の有酸素運動

おすすめ

• ウォーキング(やや汗ばむ程度)

• サイクリング、スイミング

• ストレッチや軽い筋トレも血管機能改善に効果あり

🥗 3. 食事改善(DASH食が理想)

• 野菜・果物を多くとる(カリウムがナトリウムを排出)

• 食物繊維の多い食品(海藻、豆類)

• 魚や大豆中心のたんぱく源

• 飽和脂肪酸(脂っこい肉・揚げ物)は控える

🛌 4. 睡眠の質を上げる

目標:毎晩6〜8時間の深い睡眠

• 寝る前のスマホ・カフェインを控える

• 入浴でリラックスしてから就寝

 5. カフェイン・アルコールを控える

• カフェインの過剰摂取(1日2〜3杯程度までに)

• アルコール:適量を守る(日本酒1合/ビール500mlまで)

🚭 6. 禁煙

• 喫煙は血管を収縮させ、血圧を急上昇させます

• 血管内皮のダメージも蓄積 → 動脈硬化の原因に

🧘‍♀️ 7. ストレス管理

• 呼吸法、瞑想、ヨガなどを習慣に

• 趣味や気晴らしの時間も意識して作る

• 感情のコントロールを覚える(怒りや不安が血圧を上げる)

💊 医師による治療(必要な場合)

• 高血圧が長期にわたる場合、薬物療法が必要

Ca拮抗薬、ACE阻害薬、ARB、利尿薬など

• 自己判断で中止せず、医師と相談しながら調整を

🩺 自宅でできること

• 毎朝・毎晩の血圧測定(起床後と就寝前)

• 記録をつけて、自分の変化を把握する

• 血圧は「継続的な努力」で確実に改善します

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